紙の厚さはなぜkgで表すの?印刷会社が解説するその理由と選び方

紙の厚さはなぜkgで表すの?印刷会社が解説するその理由と選び方

目次

  1. はじめに
  2. なぜ紙の厚さは「kg」で表すのか?
  3. 紙の厚さの種類と特徴
  4. 紙の厚さを選ぶ際のポイント
  5. まとめ

はじめに

「紙の厚さ」と聞くと、私たちは「mm」のような単位をイメージするかもしれません。しかし、印刷の世界では、紙の厚さは「kg」という単位で表されることが多いのです。
なぜ、紙の厚みが重さで表されるのか、不思議に思ったことはありませんか?

この記事では、印刷のプロが、紙の厚さが「kg」で表される理由や、紙の厚さを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。
紙の厚さを理解することで、印刷物の品質向上やコスト削減につながるだけでなく、より効果的な印刷物を作成することができます。

なぜ紙の厚さは「kg」で表すのか?

紙の厚さの単位が「kg」である理由は、紙の製造工程と深い関係があります。

紙の厚さを表す際に使われる「連量(れんりょう)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
連量とは、一定の大きさの紙を1,000枚重ねたときの重さのことを指します。つまり、紙の厚さが「90kg」と表示されている場合、その紙を1,000枚重ねると90kgになるということです。

なぜ、紙の厚さを重さで表すのでしょうか。その理由は、以下の点が考えられます。

印刷業界の慣習

長年の間、印刷業界では紙の取引を重さで行ってきたため、この表示方法が定着しました。

大量の紙を扱う上での効率性

紙は大量に扱うことが多いため、枚数ではなく重さで管理することで、作業効率が向上します。

紙の品質管理との関係

紙の厚さは、その紙の強度や質感にも影響を与えます。重さで管理することで、紙の品質を一定に保つことができます。

紙の厚さの種類と特徴

紙の厚さは、大きく分けてコート紙、マットコート紙、上質紙などがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。

コート紙

光沢があり、写真印刷などに適しています。厚みによって、高級感や質感も変わります。

マットコート紙

コート紙に比べて光沢を抑え、落ち着いた印象を与えます。テキスト主体やデザイン性の高い印刷物に適しています。

上質紙

日常的に使われるコピー用紙のような紙です。経済的で、様々な用途に使用できます。
紙の厚さによって、印刷物の仕上がりも大きく変わります。例えば、名刺であれば、厚みのある紙を選ぶことで高級感が増し、信頼感を高めることができます。
一方、チラシであれば、薄めの紙を選ぶことでコストを抑え、大量に配布することができます。

紙の厚さを選ぶ際のポイント

紙の厚さを選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。

デザインとのバランス

デザインに合わせて、紙の厚さを調整することで、より効果的な印刷物を作成することができます。

印刷物の用途

名刺、チラシ、カタログなど、印刷物の用途によって最適な紙の厚さは異なります。

予算:

紙の厚さによって価格も変わります。予算に合わせて、最適な紙を選ぶ必要があります。

環境への配慮

リサイクル可能な紙や、森林認証を受けた紙を選ぶことで、環境に配慮した印刷物を作成することができます。

まとめ

紙の厚さは、印刷物の品質に大きく影響を与える重要な要素です。この記事では、紙の厚さが「kg」で表される理由や、紙の厚さを選ぶ際のポイントについて解説しました。

紙の厚さを理解し、適切な紙を選ぶことで、より効果的な印刷物を作成することができます。印刷物に関することでお悩みの方は、ぜひ印刷会社にご相談ください。



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