B6サイズと四六判はどう違う?似たようなサイズの比較とそれぞれのおすすめ用途を解説

B6サイズと四六判の違いとは?基本情報を解説
B6サイズと四六判の具体的な寸法(mm・cm・インチ)
B6サイズと四六判はどちらも書籍や冊子に多く使われる紙サイズですが、寸法が異なります。
- B6サイズ: 128mm × 182mm(12.8cm × 18.2cm)
- 四六判: 127mm × 188mm(12.7cm × 18.8cm)
四六判のほうがB6よりも少し縦長で、読みやすさを考慮した書籍向けのサイズとしてよく使われます。
それぞれの縦横比と特徴
B6サイズの縦横比は1:1.42、四六判の縦横比は1:1.48と微妙に異なります。四六判のほうが少し縦に長く、書籍や雑誌に適したサイズ感になっています。
そもそも四六判とは?四六判の由来
四六判は、明治時代に生まれた印刷用紙(原紙)のサイズでもあります。長年、王子製紙に勤務していた中嶋氏の解説『紙への道』によれば、四六判の由来は江戸時代の美濃紙に遡り、明治初期に輸入されたイギリスのクラウン判を基に、美濃判の8倍の大きさ「大八ッ判」が考案されました。この紙を32枚に裁断すると、書籍の標準寸法である4寸×6寸となり、この寸法から「四六判」と名付けられました。現在も、原資のサイズとしてだけではなく、書籍や雑誌のサイズとして広く使われています。
B6サイズと四六判の比較表|どちらを選ぶべき?
サイズ | 寸法(mm) | 主な用途 |
---|---|---|
B6 | 128 × 182 | 文庫本、小冊子、パンフレット |
四六判 | 127 × 188 | 小説、エッセイ、ビジネス書 |
B6サイズのおすすめ用途とは?
文庫本や小冊子に最適
コンパクトなサイズのため、文庫本や小冊子としてよく使われます。持ち運びしやすく、手に収まりやすいのが特徴です。
携帯しやすい手帳やメモ帳
手帳やメモ帳にも適しており、カバンに入れて持ち歩くのに便利なサイズです。
コンパクトなパンフレットやカタログ
折りたたみ不要のパンフレットや、少ページのカタログにも適しています。
四六判のおすすめ用途とは?
小説やエッセイ本のスタンダードサイズ
四六判は、日本の書籍で最も一般的なサイズであり、小説やエッセイに多く使用されています。
高級感のあるビジネス書や学術書
四六判はB6よりも縦長で、見た目に高級感があるため、ビジネス書や学術書にもよく使われます。
読みやすさを重視した雑誌やムック本
四六判はページ数の多い雑誌やムック本にも適しており、長時間読んでも疲れにくいサイズです。
B6サイズと四六判の印刷・製本のポイント
仕上がりの違いを左右する紙の種類
- 上質紙: 文章が多い書籍向けで、筆記性が良い。
- コート紙: カラー印刷が美しく映えるため、パンフレットやカタログ向け。
- マット紙: 光の反射を抑えた落ち着いた仕上がりの書籍に適している。
- 淡クリームキンマリ:上質紙に近い素材の淡いクリーム色の用紙。目にやさしいため文章の多いエッセイ集や小説集も読み易く。
見やすいレイアウト・デザインのコツ
- フォントサイズの調整: 読みやすい10pt〜12pt程度が推奨される。
- 余白を確保: 書籍の場合、左右・上下に適切な余白を取ることで視認性を向上。
- ページの綴じ方向を考慮: 日本語は右開き(縦書き)、横書き冊子は左開きが一般的。
まとめ|用途に合わせて最適なサイズを選ぼう
B6サイズと四六判はどちらもコンパクトな紙サイズですが、用途によって適した選択が異なります。B6は携帯性の高い冊子や文庫本向け、四六判は一般的な書籍サイズとして多くの本に採用されています。
B6サイズと四六判の印刷メニューはこちら
- ▶️ B6サイズの無線綴じ(くるみ製本)
- ▶️ B6サイズの冊子(無線綴じ)
- ▶️ 四六判の無線綴じ(くるみ製本)
- ▶️ 四六判の冊子(無線綴じ)
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